2025年2月27日

マニュライフ・インベストメント・マネジメント：4億8,000万米ドルのマニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドのクローズについて

ニュースリリース

2025年2月27日

マニュライフ・インベストメント・マネジメント：4億8,000万米ドルのマニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドのクローズについて

マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社

【ボストン：1月27日】世界最大の森林投資運用会社であり、500万エーカー以上の森林を管理するマニュライフ・インベストメント・マネジメントは、マニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドLP^1,2（以下「当ファンド」）の3回目のクローズ（最終クローズ）を発表しました。米国外投資家向けの投資ビークルと合わせて、当ファンドは、木材生産よりも炭素貯留を重視する持続可能な森林管理への投資を通じた気候変動対策への投資機会に関心を持つ米国の適格投資家、企業、および世界中の機関投資家を含む、多様な投資家層から4億8,100万米ドルのコミットメントを得て資金募集を完了しました。

「マニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドにとって画期的なマイルストーンを発表できることを嬉しく思います。また、森林による気候変動対策を目指す戦略に対して世界中の幅広い投資家から強い関心が寄せられていることは、ますます森林が気候変動対策として受け入れられ、利用が増えていることの裏付けだと感じます。これにより、森林への投資に新たな側面が加わりました」と、マニュライフ・インベストメント・マネジメントの森林投資グローバル・ヘッドであるトム・サルノは述べています。

マニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドは、炭素を主な価値の源泉とする持続可能な管理がなされた森林のポートフォリオを提供することを目的としています。当ファンドは、持続可能な森林管理を通じた気候変動の緩和を優先し、ファンド期間中に600万トン以上の二酸化炭素の吸収・貯留を目指しています。また、当ファンドは、投資家に対して耐久性のある高品質なカーボンクレジットを提供し、カーボンクレジットの現物分配またはオフセット売却による現金分配を毎年選択できるオプションも提供します³。さらに、植林または再植林による新たな森林の創設の機会も含まれ、高品質なカーボンクレジットと長期的な持続可能な森林価値を生み出すことを目的としています。当ファンドは、資本を保全しながら総収益を最大化し、適度なインカムを提供し、カーボン価値と長期的な評価額から利益を実現することを目指しています⁴。

当ファンドが取得済みの森林

当ファンドは、投資方針に沿ってすでに多様なポートフォリオの構築を開始しています。 15万エーカー以上の土地を取得しており、資金消化率は50%に近づいています。運用チームは、2025年にポートフォリオの分散をさらに高め、成長させるための投資機会を追求していきます。

当ファンドの最初の取得案件であるイーグルキャップは、オレゴン州北東部とワシントン州南東部に位置しており、持続可能な林業から安定したキャッシュフローを生み出すことを主な目的として取得されました。イーグルキャップの土地では、ミナム川野生生物保護区の一部として、土地を永久的に保全し、一般の人々がアクセスできるようにするために、約1,072エーカーの土地を売却することで、さらなる付加価値を実現しました。州機関および保護団体との提携により実現したこの取引は、マニュライフ・インベストメント・マネジメントが49.7万エーカー超の土地の管理と保全に継続的に取り組んでいるセンシティブ・ランズ・プログラムの一例でもあります。

2つ目の取得物件であるシスコウェットは、ミシガン州のアッパー半島に位置しています。スペリオル湖に生息するディープウォータートラウトにちなんで名付けられたこの土地は、1世紀以上にわたって売り手によって所有され、主に木材生産のために管理されてきました。その歴史、成長率、および立木の在庫状況から、シスコウェットは当ファンドのカーボンクレジット創出の重要な基盤となることが期待されており、保有期間中に木材収穫量を増やしたり、カーボンクレジットの創出量を増やしたりする上で、大きな柔軟性を提供できると見込んでいます。

当ファンドの直近の取得案件であるオークブラフは、ミシシッピ州、ルイジアナ州、アーカンソー州にまたがる森林を所有しています。シスコウェットと同様に、過去の経営手法と現在の木材在庫により、この投資は高品質なカーボンクレジットの創出に適しており、また、その他の収益源からも魅力的な収入を生み出す可能性を示しています。

「投資家は、自然環境における気候変動対策の最善策として森林に信頼を寄せています。当ファンドへの関心の高まりを受け、今後も自然環境における気候変動対策を追求し、お客様にインパクトと成果をもたらす新たな機会を創出していきます」と、マニュライフ・インベストメント・マネジメントのインパクト投資およびナチュラル・クライメート・ソリューション部門マネージング・ディレクター、エリック・クーパーシュトロームは述べています。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントの1,000億米ドル規模の分散されたプライベートアセット運用プラットフォームには、インフラストラクチャー、不動産、プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、森林、農地が含まれます⁵。私たちは、投資家の皆さまが長期的な投資目標を達成できるよう、プライベート市場における能力をさらに強化し、新たなソリューションを提供していきます。

注)

出所： IPEリサーチ、2025年1月24日現在。ランキングは、自然資本の運用資産総額（AUM）に基づいており、森林および農地を含みます。各社はAUMの情報提供を求められていますが、基準日には2023年12月31日時点から2024年12月31日時点まで幅があります。
マニュライフ・フォレスト・クライメート・ファンドは、米国証券法に基づく規定D第506条(c)項に従って実施される適格購入者向けの私募として組成されています。
マニュライフ・インベストメント・マネジメントは、独自のカーボン・プリンシプル（カーボン原則）を策定し、実施することで、高品質のカーボンクレジットの調達にコミットしています。一般的に高品質のカーボンクレジットは、(a) 追加的、(b) 過大評価されていない、(c) 恒久的、(d) 排他的に主張されている（二重計上なし）、(e) 重大な社会的または環境的被害に関連していないものでなければなりません。カーボン原則に関する詳細情報については、当社ウェブサイトをご覧ください。さらに、Integrity Council for the Voluntary Carbon Markets (IC-VCM) のカーボン原則（CCPs）および評価フレームワークは、高品質な自主市場カーボンクレジットのグローバルスタンダードを確立し、カーボン原則の適用方法に関する指針を提供し、どのカーボンクレジットプログラムおよびプロジェクト方法論が適格であるかを定義することを目的としています。マニュライフ・インベストメント・マネジメント・ティンバーランド・アンド・アグリカルチャー（MIMTA）のカーボン原則は、ICVCMのカーボン原則と一致しています。
当ファンドが投資目的や目標を達成し、カーボンクレジットや財務的リターンを生み出すことを保証するものではありません。
2024年10月1日現在

マニュライフ・インベストメント・マネジメントについて

マニュライフ・インベストメント・マネジメントは、マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーションの一員として、個人投資家、機関投資家、退職・年金プラン等のお客さまに資産運用サービスを提供しています。お客さまのパートナーとして、伝統資産やプライベートアセットにおける専門知識、包括的な退職・年金プランを、厳格なリスク管理を行いながら提供しています。なお、必ずしもすべてのサービスが各地域においてご利用いただけるわけではないことをご留意ください。詳細はホームページwww.manulifeim.com をご覧ください。

ディスクレーマー

■本資料は、マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社（以下「当社」といいます。）が作成した情報提供資料です。■当社が特定の有価証券等の取得勧誘または売買推奨を行うものではありません。■本資料は、信頼できると判断した情報に基づいておりますが、当社がその正確性、完全性を保証するものではありません。■本資料の記載内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更される場合があります。■本資料のいかなる内容も将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。■本資料に記載された見解・見通し・運用方針は作成時点における当社の見解等であり、将来の経済・市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。■本資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、その開発元または公表元に帰属します。■本資料の一部または全部について当社の事前許可なく転用・複製その他一切の行為を行うことを禁止させていただきます。

マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社
金融商品取引業者　関東財務局長（金商）第433 号
加　入　協　会：一般社団法人投資信託協会　　一般社団法人日本投資顧問業協会　　一般社団法人第二種金融商品取引業協会

本件に関するお問い合わせ先

マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社
機関投資家営業部
Phone: 03-6267-1940