マニュライフ・インベストメント・マネジメント、重要な少数株主持分の取得を通じてARCHキャピタルと戦略的パートナーシップを構築

ニュースリリース

2022年2月25日

マニュライフ・インベストメント・マネジメント、重要な少数株主持分の取得を通じてARCHキャピタルと戦略的パートナーシップを構築

マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社

【香港:2月14日】マニュライフ・インベストメント・マネジメントとARCHキャピタル・マネジメント(以下「ARCHキャピタル」)はこのたび、両社の間で戦略的パートナーシップを構築することで合意したことを発表いたします。現在、関係当局の承認待ちですが、承認が下りれば、マニュライフ・インベストメント・マネジメントは、ARCHキャピタルの重要な少数株主持分1を取得することになります。ARCHキャピタルは、オポチュニスティック型、バリューアッド型、コア/コアプラス型戦略を専門とする不動産プライベート・エクイティ投資運用会社として、中華圏、東南アジア、およびオーストラリアといった、アジア太平洋地域の主要マーケット全般にわたり幅広く資産運用事業を展開しています。

2006年に設立されたARCHキャピタルは、合同運用、個別運用、ジョイントベンチャーなどを通じ、オフィス、商業施設、集合住宅、複合用途施設といった幅広く分散した不動産ポートフォリオを有し、運用資産総額(AUM)は23億米ドルに上ります2。ARCHキャピタルは、アジアの主要なマーケットにそれぞれ現地拠点を擁し、社内運用チームが一体となり、長年にわたってアクティブ運用と直接の物件管理による価値の創出に大きな成果を上げ、投資家の皆さまの期待にお応えしています。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントの不動産部門では、グループ内の保険会社の一般勘定を含む投資家向けに、商業用不動産の開発と運用をグルーバルに展開しています。これらの不動産ポートフォリオには、合計6,300万平方フィート3に及ぶ世界の様々な地域に戦略的に位置するオフィス、産業施設、集合住宅および商業施設などが含まれており、その内29億米ドル4は、アジアの主要なゲートウェイ都市におけるコア/コアプラス不動産が占めています。

今回のパートナーシップの目的は、より大きなスケールで、幅広く包括的な運用戦略を投資家の皆さまに提供することにあります。両社を合わせると、不動産部門はアジアの12のマーケットで50億米ドルを超えるAUMを有し、60名を超える現地の運用・物件管理のプロフェッショナル擁する体制となります。

ARCHキャピタルと緊密に連携しながら、今後、マニュライフ・インベスメント・マネジメントのグローバルな体制を活用して、同社の投資戦略の展開を全力で支援してまいります。ARCHキャピタルの既存事業の現行経営陣に変更はありません。本パートナーシップの進展とともに、マニュライフ・インベストメント・マネジメントとARCHキャピタルは、今後さらに協力関係を深化させていく予定です。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントのプライベート・マーケット部門リアル・アセット担当グローバル・ヘッドのクリストフ・シューマッハーは次のように述べています、「今回のパートナーシップは、アジア地域のプライベート・マーケット/不動産事業を推進する当社の野心的な成長戦略を補完するとともに、当社のコアともいえる強みをさらに拡充させるものです。ARCHキャピタルは、長年にわたる優れた実績と信頼に裏付けられた経験豊富な専門家チームを擁しており、アジアの主要マーケットで現地に根差した、強固なプレゼンスを有しています。本パートナーシップは、急成長するアジア地域に対する当社の強固なコミットメントを示すものであり、新たな投資機会の拡大、運用能力の強化、運用サポート体制の充実を通じ、投資家の皆さまにさらに高い付加価値をご提供できるものと考えています。」

ARCHキャピタルの創業者兼CEOであるリチャード・ユーは次のように述べています、「今回のパートナーシップを通じて、マニュライフ・インベストメント・マネジメントと連携して事業展開できることをとても嬉しく思います。当社は、投資家の皆さまのため、価値を創出していくことに引き続きコミットしてまいります。マニュライフ・インベストメント・マネジメントのグローバルな組織体制とARCHキャピタルが誇る現地に根差した拠点網を組み合わせることで、当社の強みと事業を展開する地域のさらなる強化に繋がると考えています。」   

マニュライフ・インベストメント・マネジメントのプライベート・マーケット部門アジア担当ヘッドであるマイロン・チューは次のように述べています、「今回のパートナーシップは、アジア地域において、マニュライフ・インベストメント・マネジメントがプライベート・マーケット事業をさらに進化・発展させていくうえでの新たな柱の一つとなるものです。当社の戦略は、成長、パフォーマンス、優れた顧客サービスの提供を重視し、利害を共有するパートナーとWin-Winの関係を築くことであり、ARCHキャピタルは、そのすべての条件を満たしています。当社では、グローバル企業としての経営基準と現地に密着した資産運用における専門知識・ノウハウとを効果的に組み合わせ活用していくことで、投資家の皆さまに多様なサービスを提供していくことを目指しています。今回、このようなパートナーシップを構築できたことは、アジア地域におけるプライベート・マーケット事業の成長を促す強固な基盤の一つになると期待しています。」

 

1この取得は、その他慣例となっている各種諸条件を満たすことが条件となっています。2出所: ARCHキャピタル、2021年12月31日現在。3マニュライフ・インベストメント・マネジメント、2021年12月31日現在。4出所: マニュライフ・インベストメント・マネジメント、2021年12月31日現在

 

マニュライフ・インベストメント・マネジメントについて

マニュライフ・インベストメント・マネジメントは、マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーションのグローバルな資産運用ビジネス部門です。100年以上にわたる資産運用経験と幅広いリソースを最大限に活かし、世界の個人投資家、機関投資家、年金基金等のお客さまに資産運用サービスを提供しています。トロントに本社を構えるマニュライフ・インベストメント・マネジメントの伝統資産とプライベート・アセットにおける運用力を支えているのは、世界 18 カ所にわたる拠点です。さらに、グループ外の資産運用会社も活用することで、こうした能力を補完しています。私たちは、全ての事業部門において責任ある投資に取り組んでいます。サステナブル投資のために革新的でグローバルな枠組みを構築し、投資先企業にエンゲージメントを行い、資産の保有や運用に際して高いスチュワードシップ基準を遵守しています。また、グループ内の海外拠点においては、お客さまごとにカスタマイズした退職・年金プランのご提供を通じ、一人一人が安心して退職を迎えられるファイナンシャル・ウェルネスへの貢献に注力しています。必ずしもすべてのサービスが各地域においてご利用いただけるわけではありません。詳細はホームページwww.manulifeim.com をご覧ください。

 

ARCHキャピタル・マネジメントについて

ARCHキャピタルは、業界のサイクル、投資機会、課題を一貫して活用し、投資家に優れたリスク調整後リターンを提供しています。同社の不動産戦略は、中華圏、東南アジア、オーストラリアにおける、合同運用、個別運用、およびジョイントベンチャーを対象とする、コア/コアプラス、バリューアッド、オポチュニスティックなど幅広い分野に及んでいます。経験豊富なプロフェッショナル、マーケットに対する深い知識、業界ネットワーク、その実績により、アジアにおける投資家の信頼できる優良パートナーとして高く評価されています。

 同社経営陣が所有・運営するプラットフォームでは、厳格なコーポレートガバナンス、責任投資の実践(ESG)、規律と運営の透明性を重んじる文化を通じ、ステークホルダーとの緊密な連携を重視しています。   

ARCHキャピタル・マネジメントは、香港証券先物委員会の認可を受けています。

 

本件に関するお問い合わせ先

マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社
河野
Phone: 03-6267-1940